品川グルメ-和楽紅屋

紅どら
takanawa近辺にお住まいの方、おつかれさまです。
5月も終わりになって、いよいよやってきましたね…takanawa名物?!

キアシドクガの季節ですよー!!
去年より少ない気はしますが、1匹でもいたら、あとは何匹でもあんまり変わりません。ひらひらと飛び交う白い蝶のような姿があいかわらずコワイです。あれは、どこからわいてでるんですかねえ…。一生わかなくて、いいんですけど。2週間くらいの我慢とはいえ、やっぱり気持ちが悪いです。

まあ、それはともかく、本日は、お菓子のお話。

昨日、ecuteのwanofu.品川で「地鶏の親子丼」を食べたお話を書きましたが、その続きです。

親子丼を食べた帰りしなに、六本木ヒルズショコラティエ・ド・アッシュで有名な辻口博啓さんが経営する「和楽紅屋」に立ち寄りました。品川ecuteのお店は、二子玉川店に続いてのの出店になります。

■紅どら 180円

紅どらここのお店は、わりと焼き菓子がメインで、生菓子はあんまりありません。
和楽《わらすく》といういわゆるラスクとか、最中とか、どら焼きが人気のようです。
基本的にはオシャレ系で、ぜんたいてきに小ぶり。アップした画像を見て頂ければわかると思いますが、ここのお菓子のコンセプトは、「和を持って世界を制す」、=「和の素材と洋の素材を融合させて」最高のお菓子を提供することだそうです。

確かに、そのコンセプトを体現すべく?! 右下のお店の赤いロゴが、和風な中にもモダンな感じを醸し出していますよね。

わたしが購入したのは、「紅どら」という、いわゆる「どら焼き」です。ひとつ、180円。
うーん、あんまり和菓子を食べないので、わたしのコメントもあんまり当てにならないとは思うのですが、ぶっちゃけ、期待はずれ?!みたいな気がします。
紅どら
外の皮は、普通のどら焼きよりも薄く焼いてあります。

どら焼きの皮は、砂糖で少し「ぺとっ」とすることが多いと思うのですが、ここの皮は、砂糖で「ぺとっ」というより、どちらかというとバターで「ぺとっ」という感じじゃないかと思われました。口にしたときの風味が、バター味だったと思います。
公式サイトを拝見するかぎり、最近になってどら焼きの皮の小麦粉を変更して味わいを変えた、ということなのですが、食感は、フツーのお店で売っているヤツとさほど変わらないような気がしました。

餡も、公式サイトではいろんな工夫があるようで、「日本が誇る甘味紅屋自家製つぶ餡」とまで自画自賛されるもののようなのですが、なんだか、
べつにフツー?!

な気がすっごくしました。

まあ、味わうほどに、餡の量は多くないんですが

皮が薄ければ、餡の量もそれにあわせて調整する必要があるので、当然のことではあります。

皮にバターを使っていれば、なおのこと皮と餡のバランスが難しい。皮に風味がつけば、餡の量はより少なくていいはずです。
うーん。具体的に何が悪いと申し上げるのは難しいのですが…なんていうのかしら…おかしな話ですが、「奥ゆかしさ」が感じられないのです。
甘いものをほとんど食べない私に、和菓子の奥ゆかしさなんぞが語れるのか?!と問いつめられると答えようもないんですが、でもやっぱり、和楽紅屋さんの和菓子には「奥ゆかしさ」がない。
「バターを使っている」から、「完璧に和風じゃない」から、奥ゆかしさがない、などと木で鼻をくくったようなセリフを言うつもりはありません。

「商業主義が見え隠れする」から…これは一理あるかもしれませんが、それだけでもないと思います。別においしければ、商業主義でもかまわないし

…そうですね、一番ぴったりくるのは、「歴史がない」から、なのかもしれません。

高輪台には「玉川惣八」という知る人ぞ知る和菓子屋さんがあって、いつもそのお店の前を通ると「一本筋の通った、凛としたすてきなお店だなあ〜」と思うのですが、そのお店のたたずまいとか、女将さんの雰囲気とか、商品が持っている質感とか、そういうものが、和楽さんの商品にはないのだと思います。

うーん、なんだか、哲学的になってしまいました。
なんだかんだいいましたが、和楽紅屋さんは全国に2店舗しかないのは事実。
新幹線で出張に来られた方、実家に帰る方にとっては、「有名なパティシエさんの和菓子だよ」だけでも充分に価値があると思われます。
ぜひ、旅先での会話のために、一度はお買いあげくださいませ!

<和楽紅屋ecute品川店>

住所:港区高輪32627 JR東日本 品川駅構内 ecute品川1F

電話:0334469157

営業時間:(平日・土)8:00〜22:00 (日・祝)8:00〜20:00



和楽紅屋ecute品川店