萩紀行-1

萩・日本海東京は天気が悪かったですが、萩は天気がよい!!

すばらしいゴールデンウィークの始まり!のはずでしたが。

会社のPCを持って行かざるをえない段階で、すでにそんなものは吹き飛んでました。

4時間ぐらい寝てから、羽田に行き、それから萩・石見空港経由で10:00時ぐらに東萩に入り、そのあとひとしきり、その日の宿泊先「常茂恵館」のロビーで仕事をしていました

メール見まくり、電話かけまくり。

会社のサーバーに入るのに使っている通信手段がPHSが128Kだったりとかして、メールひとつ開けるだけでも異様なまでに時間がかかり、イライラすることこのうえなし。

会社のみなさまに頭をさげまくりで、けっこーやばかったです。

12:00ごろ、ようやく一段落ついて、食事&観光に出かけました。

いやあ、今回わたしは山口を縦断したわけなのですが、山口というのは本当に狭いエリアにさまざまな自然が凝縮している土地だと再認識しました。

夏みかん藤棚

萩・石見空港から東萩へ入るルートは、日本海を堪能できるすばらしいエリアです。ごつごつした岩が美しいエメラルド色の海面からのぞいている景色は、太平洋沿岸の景色とはひと味違います。国定公園に指定されているのですが、さもありなん、と思わされます。山間を越えていきますので、木々の美しさも堪能できるのがこのエリア。この初夏の時期、萩は少しだけtakanawaより寒いのか、カンザン、フゲンゾウ、そしてサツキが満開でした。

山口を旅行される場合は、ぜひとも日本海側にも行かれることをオススメいたします!

市内に入ると、萩は夏みかんが有名ということで、夏みかんがあちこちになっています。白い土塀と夏みかんの大きな実のコントラストがたいへん美しく、情緒があります。立派な藤棚があるのも、萩の特徴のようですね。指月公園でも、松陰神社でも立派な藤棚を見ることができます。

見所はというと、ぶっちゃけそんなにスゴイものはありません。

■藩校明倫館跡&木戸孝允
藩校明倫館跡木戸孝允書

個人的なツボは、主に2カ所。

ひとつは「藩校明倫館跡」。

ここはもの1849年に建てられたものなのですが、未だに現役で使われていて、小学生達が生活しています。

まあ、それぐらいならさして驚かないのですが、なんと! ここは小学生達が普通に勉強しているところであるにもかかわらず、見学が(ある程度)自由なのです。

学校の中に観光客が勝手に入っていって、勝手にあちこちみていいのですよ!

今や日本でさえも、アメリカ並みに学校のセキュリティを考えているご時世。

わけわからん有象無象を学校の中に招き入れても全く問題なし!というその姿勢に、ある意味心打たれました。

よほど、安全な地域なのだと思います。

校庭では、恐ろしいほどたくさんの子供達が遊んでいました。

しかも、教師らしき大人が全然いません。ドッジボールの審判をしている先生がひとりいるくらい。

子供が200人くらいに対して、教師ひとりぐらいの割合なんですが

子供達は、無数のグループに分かれて、それぞれ独自で、それなりに楽しく遊んでいるように思えました。山口の子供達は、きっと公共性・協調性のある性格に育つのだと思います。

あと、驚いたのは木戸孝允の達筆具合ですかね。

アップした「今日」という書ですが、なんと!

7〜8才の時の作品らしいです!

あ、ありえん…!!

大人でもこんなに上手に書ける人なんて、そうはいない。

ピカソの10才頃のスケッチが、やはり異様なまでに高度でレベルが高く、人生をかけてその領域までたどり着ける画家が何人いるのだろう、と思ったことがありましたが、木戸孝允もそう思わせる天賦の才に恵まれた人間だったのだろうと思った次第です。