白金台グルメ-「周中菜房 白金亭」〜ヌーベル・シノワの華麗なる創造性を堪能!

白金亭
おつかれさまです。
本日は、この間タクシーに乗っていてふと気づいた白金亭という中華のレストランのお話です。
場所は白金台駅から徒歩7分ぐらいのところにあります。プラチナ通り沿い、マリナ・ド・ブルボンの真向かいです。周中氏という、日本の道場六三郎?のような方が、料理の監修を手がけられているお店です。
ここのお店の1Fは、大きなガラス窓のあるカフェ「SHIROKANE-TEI」。明るく清潔感のある店内で、フレンチと中華のアイディアを盛り込んだスイーツをサーブするようです。
7月からは、ランチも提供するようになっていて、ご近所さんたちで昼時は混み合う模様。価格も1000円〜1500円ぐらいと手頃のようなので、2F、3Fの白金亭のお値段とは段違いにリーズナブルですから、さもありなん。
白金亭
さて、レストランの白金亭は2Fと3Fになります。カフェと同じ入り口ですが、右手にあるエレベーターを使って上にあがります。3Fは個室対応になっているようなので、通常であれば2Fを使うことになると思います。
店内は4人がけのテーブルが8つ。そこそこゆとりのあるレイアウトで、大きすぎず、小さすぎずで、隠れ家的な雰囲気を楽しむことができると思います。
インテリアは白、エンジが基調。落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと食事を楽しむのにふさわしいと思います。
ランチメニューはコースだと3種類。最低が4200円、6300円、8400円。決して安いとはいえませんが、それなりに充実していて、払っただけの贅沢を味わえると思いますので、懐に余裕がある方は、ぜひワンランク上のヤツをオススメします! わたしは、実はアボカドのメニューがなんだかすっごく気になって、6300円のヤツを注文してみました!
白金亭点心盛り合わせ
さて、お料理の話ですが。
わたしが酒飲みであることは、ご存じの方もわりといらっしゃるかもしれませんが、私はレストランにはいると、かならず自動的にお酒を飲みたくなります。
白金亭でも、ドリンクメニューなんぞ一瞥もせずに、「グラスのシャンパーニュ」を注文しました。シャンパーニュを一杯目に飲みたくなる、そんな贅沢な雰囲気が、お店全体から漂っていたからなのですが、注文して運ばれてきたシャンパーニュがその期待に見事に応えてくれました!
なんと、グラス・シャンパーニュが「ゴッセ」!!! なかなかのチョイスです!
白金台のクリオールではボランジェが出てきてすごく嬉しかった記憶がありますが、こういうところで、お店のポリシーとか格がわかるというものです。
ま、酒飲みにしか関係ない判断基準だったりするんですが(笑)そういうお酒のポリシーはほとんどの場合、お料理にも反映されていますので。
右上の画像「白金亭点心盛り合わせ」は、海老餃子や、翡翠餃子?、クコの実が入った医食同源を体現した点心などの盛り合わせ。海老餃子の海老のぷりぷり度合いに、感動です。活き海老をさばいたものだそうで、素材のおいしさを重視していることが一発でわかるはず。クコのみ入りの点心も、健康によさそうな漢方系の風味とスープが一体化しためずらしくもおいしい一品。
シュウマイも要チェックです!わたし、シュウマイってぱさぱさしていたり、豚肉の臭みがあったりしてあんまりスキじゃないのですが、ここのシュウマイは、一見フツーなのに、すごくジューシーで、かつ、安っぽい豚肉くささがまったくない!! シュウマイ嫌いの方にもぜひ、一回おためしいただきたい一品です!
タラバ蟹と冬瓜フカヒレスープ淡雪仕立て
スープは、「タラバ蟹と冬瓜フカヒレスープ淡雪仕立て」。凝縮した旨味を活かすために優しい味で仕上げた一品。
淡雪はメレンゲです。中華料理でメレンゲを使うというワザは、白金亭で見たのが初めてでした(笑)
フカヒレと冬瓜、そして蟹の組み合わせは、グッドコンビネーションですねー! 見た目も美しく、おたがいの味もじゃまをせず…食感も活きる!
わたし、冬瓜ってけっこー好きなんですよねー。ガッチリ煮ても煮くずれしないし、色は透明で涼しげ。味はあまりありませんが、食感はわりとしゃきっとした感じだし。冬瓜好きにはたまりません(笑)
鱸とアボカドの重ね揚げレモンソース
「鱸とアボカドの重ね揚げレモンソース」は、たぶん一回トーストしたか揚げた4cm×2cmぐらいの食パンの上に、鱸とアボカドのフライをのせ、レモンソースを添えた品。この品は、レモンソースとの相性が一番のポイントです。油っぽい品なので、それを回避するために、そして夏らしさを演出するためにレモンソースが必須です!!
レモンピールとちょっと甘めのソース、そして油の相性がバッチリ。あと、このお皿のチェックポイントは、マイクロトマトと呼ばれる小さなトマトが添えられていること。このトマトが口直しとしてすごく効果的です。
マイクロトマトって、初めて食べましたが、ほんとーにトマトの味がするんですねー(笑)ちょっと甘くて、青臭い感じが、油もののべたべた感を払拭してくれます!
牛フィレ肉とマンゴーの炒め
「牛フィレとマンゴーの炒め」は、コンセプト的には、酢豚にパイナップル(笑)
肉と酸味と甘みのある果物とのマッチングは、黄金のカップリングと申せましょう。
これは、もう、文句なく安心して食べられるメインです。
マンゴーはパイナップルより火を通すとちょっととろみが強く出るので、よけいにおいしですね。香りも、パイナップルよりもマンゴーのほうが高く、満足感が出やすい。
見た目の華やかさを演出するために、春巻きの皮を揚げたものを貝殻をイメージして添えたあたりも評価が高いところ。食感のバリエーションを与えることにも一役買っています。
伊達地鶏のバンバンジー涼麺周中スタイル
コースのシメに当たるごはんものは、「伊達地鶏のバンバンジー涼麺周中スタイル」。芝麻醤をウーロン茶でのばしたものを、中華麺とあえたもの。フレッシュトマトをくりぬいた器に盛られてサーブされます。
冷たくてさっぱりした、夏にふさわしいシメの一品と申せましょう!
一見量が少ないように見えるかも知れませんが、芝麻醤を使って味つけしているだけのことはあって、意外とおなかにたまるので問題なしです!
見た目にも涼しいし、味もおいしいし、ヌーベルシノワらしいクリエイティビティを感じます。
マンゴープリン
マンゴープリンは、マンゴーらしい味わいがいっぱいの甘酸っぱいデザート。
わたしは、あんまりデザートのことがよくわかりませんが、なかなか食べやすかったし、おいしかったと思います!
このお店では、あんまり中華料理店では見かけない??白酒の茅台酒も飲むことができます。
元総理大臣の田中角栄氏が日中国交回復の祭、乾杯の席で一気のみしたという逸話のあるお酒です。
度数が53度あるので、お酒の飲めない人は絶対にチャレンジしてはいけませんが(笑)、お酒が好きな人なら、チャレンジしてみてもいいかも、です!
わたしは思い切りチャレンジしてみましたが、そんなに悪くない。瓶だしの泡盛が飲める方なら、きっとおいしいと感じるのではないかと思います。
お料理のほうも、わりと頻繁にメニューが変わるようですので、季節ごとに訪れても楽しいと思います!
ぜひ、お時間のあるときにどうぞ!
<白金亭>
住所:港区白金台4-19-13白金TFビル2F、3F
電話:03-3280-1237 
営業時間:LUNCH 11:30〜14:00(L.O.) DINNER 18:00〜21:00(L.O.)
公式HP:http://www.shirokanetei.com/
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