寒い日はシングルモルトを(2)

おつかれさまです!
昨日に続いて、本日もシングルモルトウィスキーのお話です。
昨日はダンカン・コレクションのハイランドパークの後に、久しぶりに↓みたいなものも飲んでみました。
◆アードベク スティル・ヤング

アードベク スティル・ヤング

アイラ系モルトとしてはラフロイグとともにひじょうに人気のあるアードベク。
これは、アードベクが1997年に操業を再開したのち、ようやく世の中にボトルを出してきた最初の商品です。
ラベルがちょっとゴージャス系?というか、ごてごてした感じになりました。
昔はもうちょっとシンプルだったのですが(笑)ただ、ケルティックな模様なので、商品に対する自信の表れであると思います。
新しいイメージを打ち出したかった、という気もしますが。
「アードベク スティル・ヤング」は、10年程度しか熟成させていない商品ですが、若々しさを残しつつも、アードベクらしいヨード系の味わいと香り、そしてその裏に潜む骨太でな落ち着いた甘みを感じさせる良品です。
アイラ系がお好きな方であれば、きっと気に入るのでは。
わたしは、最近はキャンベルタウンのスプリングバンクと、昨日も書いたハイランドパークがお気に入りなんですが、昔はアイラ系もわりと飲みました。
アイラでは、どちらかといえばラフロイグ派(シグナとリーのラフロイグ30年とかサイコーです)なんですが、アードベクやタリスカーもそれなりに制覇しています。
アイラ系は、熟成していなくてもその若さを楽しめる商品が多く、個人的には両極端なものが好きですかねー。
中途半端に寝かせるよりは、長期熟成か、若々しい感じの方がおしいように感じられます。
とはいっても、どの銘柄になるかで、それも違ったりするのですが。
「アードベク スティル・ヤング」の裏のラベルに「もう二度と操業を停止することがないように努力を積み重ねてきました」と書いてありました。
シングルモルトは今や日本が最大の市場になってしまう勢いで、ひじょうに経営が難しい状況にあるのですが、アードベクのその誓いがかなえられるように、ぜひともアイラ系モルトファンの方は、このアードベクを飲んで応援してあげてください!