京都観光-醍醐寺(2)

昨日につづき、醍醐寺のご紹介。今度は霊宝館です。
醍醐寺・霊宝館
醍醐寺・霊宝館
霊宝館の中も撮影禁止なので詳しくご紹介できないのですが、この霊宝館のチェックポイントを個人的な視点で簡単にまとめるとこんな感じです。
まず、各種明王軍荼利明王降三世明王大威徳明王金剛夜叉明王不動明王)の違いをじっくり研究できる点がおもしろいです。絵画、仏像などバリエーション違いで用意されているため、似て非なるデザインの明王さまたちをじっくり研究するのには、うってつけです…って、まあ、あんまり研究する人もいないでしょうが。
わたしも、手に持っている物が微妙に違うとか、踏んづけているものがちょっと違うというのがポイントなのね、と学んでみました。あんまり気にしていない人でも気になるので、ちょっぴりお勉強になります。
また、明王の絵などを見るに、キリスト教的…というより、インド&中国的?な影響?とも思える演出があって、その点もけっこうおもしろいかなあ、と思いました。
明王を中心とした世界観が、西洋とけっこう似通っていると思います。どくろなどを装飾?として採用しているのも、おもしろいと思いました。
サイズは小さいですが、観世音菩薩が一体あって、その観世音菩薩も個人的には気に入りました。優雅で美しい感じです。
醍醐寺・霊宝館
霊宝館の外には、桜の大きな木が枝を広げています。
残念ながら、さすがに4月末では桜が終わっていましたが、3月下旬、桜がみごろの季節ではさぞや美しいのではないかと思いました。豊臣秀吉が桜を愛でたという伝承にふさわしい場所です。
醍醐寺のちかくでは、ゴールデンウィークの季節だとこんなめずらしい…というか、関東では(たぶんあまり)お目にかかれないお花も観察できます。
ハナズオウ(花蘇芳)

ハナズオウ(花蘇芳)

木の幹に張り付くような感じで生育する紫色の小さな花の集合体です。
マメ科で、どうやら花が終わるとマメがなるようです。白い色もあるようですが、京都では紫色の花しかみかけませんでした。
醍醐地方に行った際には、ぜひこちらもチェックしてみてください!