六本木-とらや「唐紙の美 唐長」展

こんにちは!
ゴールデンウィーク、あっちゅーまに終わってしまいましたね〜。
あと3日ぐらい休みたいところですが、そうもいきません。仕事、びみょうにつまり気味なんで、片付けてしまわないと!!
今月の終わりから6月のド頭ぐらいに、休みを取る画策をしてみたいと思います。
てなわけで?、本日は東京ミッドタウンのとらやでやっていた「唐紙の美 唐長」展のお話。唐長の作品は好きなので、東京でやっていると聞いて早速行ってきました!
東京ミッドタウンのとらやのどこでそんな展示会をやってんだろ〜???って思ったら、とらやの店に入って左側に、びみょうなスペースがあって、そこでやってました(笑)
展示と謳えるほどに立派な展示とはとうてい言い難いので(苦笑)、東京近郊でミッドタウンにおでかけしても苦のない方にしかオススメできませんが、この展示を口実に六本木に出てみてもいいかな〜っていう方にはオススメです。
ミッドタウンも、オープン時から比べればだいぶ空いていますので、お昼を六本木あたりで食べるつもりででかけるといいです!

唐紙の美 唐長

唐長は創業寛永元年に京都で創業、日本で唯一現有する唐紙の老舗。江戸時代から伝わる板木を使って、ひとつひとつ手作りで和紙に紋様を施し、襖紙や壁紙として桂離宮や二条城などの歴史的建造物などに使われています。
↓が板木の現物で、唐長紋様「雲立湧(くもたてわく)」。開板は天保11年だそうです。
唐紙の美 唐長

わりと、しっかりとしていて、キレイな感じがしました。繊細というよりは、力強く、自己主張が強い感じ。
わたしは、この世界に疎いのでよく分かりませんが、「開板」というからには、オリジナルのデザインを起こしてから、何度か版下は作り直されているのかもしれませんね。
さすがに木板で、江戸時代のものがこれほどきれいな状況で保存できるとは、ちょっと思えません。
どうやら、東京でも唐長のワークショップをやっていたみたいなんですが、今度ワークショップがあったら、行ってみたいな〜って思いました!
さすがに、京都のワークショップに通うわけにもいきませんからね〜!
唐紙の美 唐長

メインのディスプレイは、↑「南蛮七宝」と呼ばれる唐長紋様で。花にも星にも見えるあけがたの世界を星と空に見立てた展示です。タイトルは、「明け方の蒼に見る宇宙(コスモス)」
手前に12個に連なる鳥をモチーフにしたランプがディスプレイされていて、その下にはちょっとわかりにくいけれど、水鏡があります、
唐紙の美 唐長

水鏡は、世界の揺らぎを示し、はかなさを現しているとか。
たしかに、こういう感じのディスプレイも悪くないと思いますが、個人的には、唐長の美術はそのはかなさを超えた永遠があるかなあ〜という気がします。
難しいけれど、逆説的にいえば「はかなさ」の「永遠」なのかもしれません!
京都にいったら、今度は唐長の三条のインテリアサロンとかいってみたいです!
わたしの家は、ど〜がんばってもあんまり和風ではないのですが、シンプル・モダンという意味合いにおいてはそんなに違和感ないはず!!!
がんばります!