広島＆岡山旅行(1)

今年のゴールデンウィークは、広島と岡山に3泊4日で遊びに行ってきました！
仕事がものすごく忙しかったせいで、実はGWに突入したその日に計画を立て、インターネットから宿と新幹線を手配し、翌日には家を飛び出すという、ものっそい強引な計画でしたが、なんとなく日本人らしい旅行を楽しむことができました。
岡山って、実はとっても交通の便がよいところなので、いろんなエリア＆グルメをつまみ食いしたい人にはぜひ旅行の拠点としてオススメしたいスポットです！

今回の旅程は、最初に広島にイン。
遠いところから、東京方面に徐々に戻ってくると言う旅程を組んでいます。
恐ろしいほど早い新幹線に乗って広島まで突撃し、2011年3月にできたばかりというシェラトンホテル広島にぶち込んでから、原爆ドームに向かいました。
シェラトンはバス停などがある広島の繁華街とは逆の出口にあるため、ちょっと不便なのが難点。駅の下を通る地下道を通って反対側の出口に出てから移動します。
原爆ドームまでは、タクシーでも、バスでも、路面電車でも行けますが、わたしは路面電車に乗ってみました。
観光なので、やっぱり情緒優先かな、と思ってｗ

路面電車はICカード「Paspy」なるものに対応しているのですが、ICCOCAとの互換性がなく、当然のことながらSuicaも使えません（爆）
なんで、ローカル地域専用？のICカードを発行しているのか、マクロ視点からするといまひとつその目的がわかりませんが、まあ、事実なので、広島に行かれるかたはローカルの公共移動手段を使うときは小銭の用意をしたほうがよいとだけお伝えしておきます。
さて、その路面電車に乗って約10分強。
「原爆ドーム前駅」に到着します。毎年「原爆の日」が来るたびにNHKで放映されるあの「広島県産業奨励館」の跡地は目の前です。

新緑がキレイで、ツツジが咲いていて、ある意味現実離れしていました。
3月の東関東大震災の影響で福島原発の問題に直面したわたしが思ったのは、早く福島や周辺のの地域……そして、放射能汚染された海や大気が全世界に広がり、人々を不安と恐怖に陥れている事実が早く解消されて、みんなが安心して暮らせる日が早くくればいいということだけです。
なんか、本当に、意味なく泣けるんです。
おかしいかもしれませんが、たぶん、放射能の恐怖に実際に直面したことがある人以外、広島や長崎で被爆された人の気持ちはわからないんじゃないかなとさえ思います。
人間は強い。
それはある意味すてきなことだと思いました。
過去の経験を忘れる能力があるからこそ、新しいことにチャレンジし続けられるし、それで人類は成長してきたのも事実です。
それを否定する気には、わたしにはなれません。
だからこそ、たぶん人間の成長が求められるのだと思います。
自分の利益だけで考えるのではなくて、他人に盲目的に従うのではなくて、いろんな考えやさまざまな情報がある中から、より正しそうなものを自分で選び、その選んだ道に対して自分で責任を負っていこうとする力を所有することが。

平和公園内にある「原爆の子の像」千羽鶴もとてもきれいでしたけれど、その千羽鶴を折るその気持ちに、これからの時代は、つらかった＆悲しかったことを風化させないために伝えるだけではなくて、もっと本質的な部分である「つらく悲しいことがなぜ起きてしまうのか」とか「それを起こしたのは別の誰かではなくて、自分もそれに荷担していたはず」ということを肝に銘じて人類が生きていけるよ伝承することが重要なのではないかという気がしました。
ある意味、正しい意味での想像力を身につけさせる、という感じですかね。
たとえば例をあげるとするなら。
今の日本、基本的には20才以上には全員選挙権があるわけで、その権利をきちんと行使しなくて何かが起きたら、それはやっぱり自分の問題でもあると思うのですよ。
それが民主主義の理念だし。

というわけで。
話が重くなってしまいましたが、原発死没者慰霊碑を見たあとは、アクアネット広島が提供する平和公園脇にある元安川から乗船の船「世界遺産航路」を利用して一路厳島神社へGO！

世界遺産航路は、あまり船が大きくないこともあって、ものすごく混んでます。
チケットがあっという間に売り切れ続出になる可能性があるので、乗りたい方は平和公園を観光したりする前にチケットを買ってしまうことをオススメします。
11:00前には、使い勝手のいい便が満席になってしまうので、要注意です！
とはいえ……個人的感想からすると、べつに1900円出してこれに乗る必要もあんまりないと思います。
景色がすごいわけでもないので。
電車などを乗り継いでも普通に厳島神社のある宮島へは行けますので、あまりムリをなさらずに。