恵比寿グルメ-ジョエル・ロブション3

おつかれさまですっ。
何日かに分けてお届けしているジョエル・ロブショングルメ。本日は、お料理の画像でお楽しみいただきたいと思います(※手抜きにあらず←?!)
■グレープフルーツ 小さなパールにし、カンパリのグラニテと共に
スターターは、これが一番最初。グレープフルーツの果汁を小さなパール状にしたものを下の方に沈めてあります。
カンパリのほのかな苦み、そしてグレープフルーツの皮が持つ香りと渋みをマッチングさせた王道の一品。パール状にしたちょっとコリコリしたグレープフルーツゼリーの食感が、このスターターの価値をさらに高めています。
さっぱりとしていて、それでいて食欲を高める素敵なスターターです。
■カリフラワーのクリーム(左)/トマト 毛ガニと共にミルフィーユ仕立て(右)
オシェトラキャビア 甲殻類の樹レニなめらかなカリフラワーのクリーム トマト 毛ガニと共にミルフィーユ仕立て ベルジュテソースを添えて
■フレッシュグリーンピース(左)/長崎直送アワビ (右)
鹿児島産フレッシュグリーンピース 冷たいヴルーテにし、ミント風味で 長崎直送アワビ ポワレにし、南仏野菜のムースソースと
カリフラワーのムースは、なめらかでベルベットのような舌触りの逸品。キャビアの風味とのマッチングが楽しい。トマトは、毛がにとのミルフィーユ仕立てということで、ぶっちゃけ崩さないように食べるのが難しかったりするのですが、トマトの酸味と毛がにの甲殻類らしい味わいが絶妙に合っています。実に、夏らしい一品です。やフレッシュグリーンピースのスープは、グリーンピースって、こんなにおいしんだね!と思える、グリーンピース嫌いにもぜひともチャレンジしていただきたい品。夏野菜らしい深く、青臭く(笑)旨味が凝縮したスープだと思います。アワビは、非常に鮮度が高くて、ぷりぷり、コリコリとした歯ごたえがすばらしい。
イヨンスープは、口直し用の品。八角など、ハーブを多用したスープで、奥深く、コクがあり、しかも、さっぱりとした後味を残す一品です。その後にサーブされる車海老は、海老のエキスが凝縮した濃いスープ。甲殻類が嫌いな人は絶対に食すことができないと思いますが、少量だからこそおいしさ倍増の絶妙の感覚で作られたスープだと思います。
■伊達鶏のブイヨンスープ(左)/活車海老(右)
スパイスの香り 伊達鶏のブイヨンスープに閉じこめて 活車海老 小さな旬野菜とマリニエール仕立て シャトー・シャロンの香り
■グルヌイユ
グルヌイユ 股肉を衣揚げにし、ガーリックのムースリーヌとパセリのクーリー
グルヌイユとは、カエルのこと。ある意味、フレンチらしい、フレンチです(笑)
非常に繊細な下ごしらえがされていて、このグルヌイユは、食べたときに骨がすんなり抜けるよう、カエルの股の骨を下ごしらえしてからフライにしたものです。
肉の周囲の衣はカリカリ、カエルの肉はジューシーでアツアツ、しかもやわらかい。
カエルの肉ってオイシイの???と思われる方は、きっとびっくりされるはず! 臭みもまったくありません。
■フォアグラ(右)/ブルターニュ産平目(左)
京都産筍 プランシャで焼いたフォアグラと共に ブルターニュ産平目 アーティーチョークのバリグール仕立て
フォアグラは、本当に絶妙の火の入り加減。生ではなく、でも火が完璧に入った状態ではない、トロトロの状態でサーブされます。フォアグラのおいしさを実感できる一品です。平目もぷりぷりで実においしい。ジョエル・ロブションで提供される食は、すべて素材のおいしさを引き立てるようにさまざまな手間をかけたもので、料理の本質を見失っていないすばらしさを感じます。
■秋田産メバル(右)/自家製塩漬け豚バラ肉(左)
秋田産メバル サフランの香るナージェに浮かべ、オリーブとズッキーニのクネルを乗せて 自家製塩漬け豚バラ肉 柔らかくプレゼしてからロースト チョリソー風味のポレンタを添えて
■仔羊(右)/スペルト小麦 リゾット(左)
仔羊 パストラル風にローストし、ハーブのサラダを添えて スペルト小麦 リゾットに金箔をあしらって
メバル、豚バラのロースト、仔羊、リゾット、いずれもまとまっていて、非常においしい。
ラムラックを焼いたものは、ジョエル・ロブションスペシャリテ。特殊な技法を用いて、ジューシーかつ柔らかく焼き上げた逸品です。臭みも全くなく、ラムが嫌いな方でもぺろりと食べられるはず! ラムのオイシイさを実感していただけると思います。
小麦のリゾットは、押し麦風な歯ごたえを実現したおもしろい商品。キュ!という歯ごたえと、きらきらの金箔のコンビネーションがなかなかステキです(笑)
■チーズのワゴン
チーズは、もちろん、ワゴンサービス。好きなものをピックアップできます。
日本人はチーズが苦手、という人も多いので、初心者向けから中級者向けまでのラインナップを取りそろえているのがポイント。
初心者の方向けに、ブリーなどの超スタンダード商品もキッチリあるのでご心配なく。上級者向けには、ちょ〜っと物足りないかもしれませんが、ウォッシュやゴートもあるので、それなりにOKだと思われ。ハード系も熟成したものを用意しているので、いろいろな味を楽しむことができると思います。状態は、かなりよいです。悪くなったものは、スタッフさんのイブクロに入るようです(笑)
■青ゆずのグラニテ(左)/胡麻のプラリネのムースとマンゴーのコンフィ(右)
青ゆずのグラニテ カシャーサの香りを添えて カイピリーニャ風に  胡麻のプラリネのムースとマンゴーのコンフィ 生姜風味と抹茶の香りを添えて
デザートは、さっぱりとしたグラニテ。そして、日本の石庭をイメージして作られた胡麻のプラリネ。最後をしめくくるにふさわしい内容です。
■プティフール

プティフールも、ワゴンサービスになります。基本は、プラリネ、マカロン、小さい焼き菓子です。いずれも、ちょっと甘め。コーヒーを選ぶとサーブされるエスプレッソのダブルとよく合う。
全体的に、かなり甘めですが、エスプレッソの苦みとのマッチングを楽しむことができます。
ジョエル・ロブションの料理というのは、ひとことでいうと、素材の持つ旨味をとことん味わうために、手間暇をむちゃくちゃかけて作られた料理。
他人にサーブされるからこそ、とことんエンジョイできるものです。
プロじゃない限り、自力でやろうなんて思ってはいけない…というか、自力で出来るはず…などと思ってはいけません!(笑)(つーか、絶対できません)

非日常をとことん味わう。
自分で出来ないことにお金をたんまり払う!
そういう世界で出来ています。
ですが、あえて、ご興味のある方にはおすすめしたい!と思います。
日本橋サン・パウもいいですが、ジョエル・ロブションのほうが内容がいい。サンパウよりは、まずジョエル・ロブションをお楽しみください!
ただ、ジョエル・ロブションはお客さんの退けが早いです。
私たちは23:30ぐらいに店を出ましたが、最後の客でした。
なんで…?!と海外と比較して思いますが、まあ、「日本人だから、だよね」としかいいようがございません。
スタートは、がんばって、なるべく早めに!!しておきましょう(笑)
6:30〜7:00がベストかもしれません。

お土産に、たぶん残り物?のパンをいただきました(笑)ありがとうございます!
雨がざーざー降っていたので、傘も「次回来たときに返してね!」という条件つきで、頂きました←?!
わたしは、ドアtoドアでタクシー帰りしようとしていましたが、なんとなく断り切れず。
ジョエル・ロブションは、きっと季節がかわるごとにいっても素敵な食事ができるのではないかと思います。
お時間とお金に余裕のある方は、ぜひ!
<ジョエル・ロブション(JOEL ROBUCHON)>
住所:目黒区三田1-13-1 恵比寿ガーデンプレイス
電話:03-5424-1347
営業時間:nch 11:30〜14:30(L.O.) dinner 18:00〜22:00(L.O.)
定休日:不定
公式HP:http://www.robuchon.jp/
恵比寿グルメ-ジョエル・ロブション