日本橋グルメ-たいめいけん
本日は、日中、日本橋まで外出していたので、創業７５年を迎えたという「たいめいけん」に遅めのごはんを摂りに行きました。
ぶっちゃけると、べつにそんなに行きたいっていうわけじゃありません。
ただ、遅れたお昼ご飯を16:00に食べなければならなかったので、日中ずっと食事を提供しているめぼしい場所がなかったというの実情です。
洋食はそんなに好きでもないので、本当に「まあ、そういえばそんなのもあったわね…」ぐらいの勢いです。
たいめいけんの場所は、コレド日本橋のすぐ脇。コレド日本橋がどこにあるのかを理解していらっしゃる方であれば、すぐにわかると思います。都営浅草線の日本橋駅から徒歩5分ぐらいの場所です。
たいめいけんは、1Fと2Fに別れていて、営業時間もサーブされるものも異なりますので、何を食べたいかでフロアをきちんと選んだほうがいいでしょう。
私は1Fに入りました。
店内はイイ意味でも悪い意味でもクラシック。ほんとーに、「創業75周年なんだろうねえ〜」などと思わず思ってしまう、納得感のある感じです。
キッチンはオープンキッチンですが、テーブルや内装などはかなり古びていて、おそらく1975年ぐらいからリニューアルしてないんじゃないか？！と思わず疑ってしまう。それを落ち着いている、レトロ、と前向きにとるか、辛気くさいととるかは人それぞれ、といった感じです。
メニューは、というと、洋食屋というだけのことはあり、カツレツ、カレー、ナポリタン、オムライスなどのラインアップに加えて、名物のボルシチなどがならんでいます。
ぶっちゃけ、単価高いです！（苦笑）
だいたい、一皿あたり1500〜2000円ぐらいとりたいようで、最低でも一品1200円ぐらい。高いと2000円ぐらいします。ボルシチだけはなぜか50円という、激安メニューだったりするのですが（笑）
いつも、外食ではそんなに渋らない私ですが、洋食のオムハヤシに1850円払うことになろうとはさすがに思っておらず、気持ちはけっこーびみょうでした。
ほんとーにそんな値段にふさわしいのか、たしかめてやろうじゃねーか！
思わず、闘志を燃やした瞬間です。
出てきたオムハヤシは、というと。
やっぱり、予感はあたったわね…！
というのが率直な感想です。
基本的に、良くも悪くも、創意工夫がないのですね！ ここのお料理は。
むかーしのレシピをかたくなに守り続けて数十年、ってかんじで、日本人の味覚が大昔とは違って恐ろしいほどに進化していることを無視した商品だと思います。
まずくはないけど、おいしくもない。
そんな感じです。
たまごの具合はいいですが、チキンライスはよろしくない。
ちょっと硬すぎるし、ケチャップがべたべたしている。
しかも、ケチャップの味が、古くさいべたっとした味で、風味に乏しい。
ご飯の炊き方に問題があるのかもしれないし、チキンライスを作る工程でケチャップを入れすぎなのかも知れませんが、ふわりとしていないのも気になる。
もう少し、ぱらりと仕上げていただきたいところです。
オムライスの上にかかっているハヤシも今ひとつですかねえ。なんか、デミグラソースの味が、トマトケチャップと同じようにのべーっとしている感じで、後味がしつこすぎる。
量は多いけれど、ぶっちゃけ、1850円とるような料理ではないと思います。
1850円もあれば、もっとおいしいごはんが食べられるはず！！
まあ、「昔だからプレミアム料金」が加算されているのかもしれませんけどね。
サービスもよくないですねえ。
全然、洗練されていない。なんか、けっこーつっけんどんだし。
あんなのサービスとはよばないぜ！
サービス料が1850円の中にマジで含まれているのだとしたら、けっこー怒るかも、です。
というわけで、ま、伊達と酔狂とか、レトロ好きとかでなければ、行く必要はまったくないお店だと思いました！
<たいめいけん>
住所:東京都中央区日本橋1-12-10
電話:０３−３２７１−２４６３（1F）/ ０３−３２７１−２４６４（２Fご予約）
営業時間：
- 1F：平日・土曜 11:00〜21:00(20:30L.O.) 日・祭日 11:00〜20:30(20:00L.O.)
- 2F：昼の部 11:00〜15:00(14:00L.O) 夜の部 17:00〜21:00(20:00L.O)
