高輪台グルメ-鮨 たかはし〜いきつけにしたい店(2)

突き出し
昨日に続いて、本日も高輪台にあるお鮨やさん、「たかはし」のお話です。
「たかはし」というお店は銀座にある老舗「九兵衛」で修行されたようです。
一気に写真アップしますんで、お鮨好きの方はチェックしてみてください。
わたしにはさっぱりわかりませんが、「九兵衛」というお店と似た仕込み?なんじゃないでしょうか。
◆新鮮な鮨のうまさ◆
あん肝
ここのお鮨、すっごくおいしいと思います!
生ものがそんなに好きじゃないわたしがおいしいと思うのだから、お鮨が好きな人だったら、むちゃくちゃおいしいと思うのでは?!
素材の鮮度が高い点が、かなりポイント高しですっ。
あん肝とか、やばい!! もう、フォアグラですよ!!
口にふくむと、とろりとゆるやかに溶けてなじむ舌触り。絶品です。
ひらめなどかつお
かつおもおいしーい!!
たかはしでは、お刺身など一品ごとに、醤油と薬味とともにサーブしてくれるのですが、かつおは茗荷とねぎと生姜のすりおろしとのバランスが抜群でした!
特に茗荷がいい。鮮度の高い茗荷を細い針状にし、冷水でしゃきっとさせたものでしたが、それだけでも、ご飯一杯は食べられる(笑)←単に茗荷がすきなだけです。
きっと、お醤油とのバランスもあるんだなあ、と思います。塩気が強すぎず、甘さと粘度が適度にあって、風味豊かな感じでした!
あゆ貝類
あゆの素揚げ?もおいしい。
「少し大きくなってますが、頭から食べられますよ!」
そういわれて、グロ系嫌いなのに、頭を残すわけにもいかなくなったわたしでしたが(笑)、気合いを込めて食べたら、サクサク! という軽快な食感に、残さず全部食べました! 内臓の処理はきちんとしてあるので、えぐみはないし、淡泊な味わいで、本当においしかったです。
貝類も超ヒット!これほど食感のいいツブ貝?なんて、そんなにあるもんじゃないと本当に思います。
スダチと粗塩で食べるのが、GOOD!
コリコリとした食感、くさみがなく、さっぱりとした味わいです。
貝類串焼き
酒肴だけで、わたしが普段飲まない日本酒でさえも、1合なんてあっという間に消費です!(←飲み過ぎには注意です!)
焼き物?は、貝類の肝のあたりを含めてきれいに下処理をして串に刺し、かるくあぶったもの。にぎりに突入するまえの、口直しの意味があると思います。
火の入り具合が絶妙で、硬くなりすぎず、しかし香ばしい香りが口の中に広がります。
小鰭
にぎりも、ほんとうにおいしい!!
スターターは、小鰭です…たぶん(滝汗)※本で確認したら、どうもそれっぽい。お鮨が好きな人はわかるのでしょうが、鮨なんてほとんど興味がなかったので、はっきり言って全くわかってません。あやしい記事だなあ…ホント。
にぎりは、このあと、光り物が2連チャンで出てきました。
鰺
小鰭の次は鰺で間違いないと思うのですが、3つめのネタが本当にわかりません(苦笑)(※お恥ずかしい限り…どなたか、おわかりになる方がいらっしゃったら、教えていただきたいです)
両方とも下処理が完璧で、光り物にありがちな独特の臭みもなく、食べやすい。個人的には鰺のほうが気に入りました。脂がのっていたこともありますが、小口切りにしたあさつき?との相性がよかったと思います。
その後は、ウニ。魚類の生臭さに敏感なわたしとしては、ウニは鮮度が落ちると食べられなくなるものNo.1ぐらいの勢いなのですが、「たかはし」で出されたウニは、とろりと甘く、海の風味が高くてておいしかった。
あの甘さとまったり感は、威風堂々といってもいいくらいで、ウニ好きなら2〜3貫はたべられそうな感じです。
?ウニ
ウニの次は、海老。
海老は、生のまま出すのではなくて、すこし火を通して下処理したもの。海老のミソの部分の焼いたものも一緒にサーブされます。
甲殻類にありがちな独特の臭みが消えて、食べやすくなっています。
えび中トロ
中トロも、そーとーいけてました!!
わたしは、子供の頃はトロが結構すきだったのですが、大人になる過程で、なんだかあんまりトロが好きじゃなくなっていました。
おそらく、赤身の色合いが、血の滴るイメージを想起させるので好きじゃなくなったのだとおもうのですけれど、ここの中トロはおいしい!
純粋に、トロのおいしさを実感できると思います。
梅肉茶碗蒸し穴子
最後に出てきたのが、茶碗蒸し。
お鮨やさんでは普通、シメはたまごのようですが、こちらでは茶碗蒸しがそれに相当するようです。
この茶碗蒸しが、これまたおいしい!
梅肉を使ったもので、さっぱり味なのですが、蒸し具合が絶妙で、たまごの風合いが生きていたすてきな一品です。
濃厚でなめらかな茶碗蒸しと、梅肉の酸味がマッチしていて、食べるものに新鮮な驚きと、仕上げとしての口直し的意味合いを与えてくれます。
この茶碗蒸しが出てくる段階で、朝ご飯も食べずにいったわたしなのに、おなかがいっぱいで死にそうなぐらいでしたので、茶碗蒸しでよかった…とも思います。
本当に最後、穴子を出してくれました。
たぶん、これは、他のお客様が注文されて、微妙に余った?穴子を使ったサービスなんじゃないかと思うのですが…(※よくわかってません。フツー穴子って、最後に食べるものですか?)、穴子も塩とタレの両方を出してくれたので、穴子の食べ方の勉強にもなりました!
穴子は、タレも悪くないけど、穴子自体が本当においしいのなら、塩のほうが断然いいですね!
わたし、これまで穴子って塩で食べるものだとは知らず…orz。
グルメ道の奥深さを理解した瞬間でした。
◆常連への道◆
というわけで、このお店は高輪住民がこぞって「うまい!」というだけのことはあるナイスなお店さんだということがわかりました。
親方は、素人さんだからといって侮ることなく、いろいろ気をつかってくれますし、聞けばいろいろ教えてくれます。
他のお客さんが「ちょっとだけ食べて帰るのはだめなんだよね?」と訊けば、「4〜5貫しか召し上がらないお客様もいらっしゃいますよ」と答えてくれる。
お鮨の粋な食べ方を教えてくれるお店さんのような気がします。
というわけで、生ものがそんなに好きじゃないわたしでさえも、また食べに行こう! そんな風に思った次第です!
ちなみに、料金は、肴とにぎり、生ビール、冷酒1合で9100円でした。
夜は、15000円〜20000円だと思われます!
ご興味のある方はぜひ!

PS:
「たかはし」は、にぎりの大きさはそんなに大きくありません。
ここのお店のにぎりは、刺身を食べてから、シメにご飯を食べる感覚でにぎりを食べるという意味合いだと思うので、にぎりだけしか食べない人がいらっしゃるとしたら、そういう人にとっては物足りないかも、です。
個人的には、ここのネタのうまさを考えれば、お鮨やさん的フルコース、つまり「酒肴→にぎり」をダントツにオススメします!
お酒に関しても、「はじめから絶対に冷酒!」がオススメですっ!ビールスキーなわたしですが、1杯目に生ビールを注文してすごく後悔しました。

<鮨 たかはし>
住所:港区高輪1-21-3 千葉ビル1F
電話:03-3446-0488
営業時間:LUNCH 12:00-14:00、Dinnner 17:30-22:30
定休日:月曜日
高輪台グルメ-鮨 たかはし