蕎麦竜山を食す

会社で讃岐うどんの話をしていたら、「山形のだし」を使った蕎麦があるという話を聞きました。
山形のだしというのは、いうまでもなく、最近スーパーでも売っていたりするお野菜をみじん切りにしてあえ、調味料で味付けをしたもの。
白いごはんや冷や奴にはぴったりのトッピングなのですが、それが蕎麦に載っているということで、さっそく楽天にて注文!
「GOOD MOGU」さんで扱っている「蕎麦竜山の出汁蕎麦」です。
山形では有名なおそば屋さんのようです!

蕎麦竜山

商品は、プラスティックバッグに入ったお蕎麦と山形のだし、そして、そばつゆが届きます。
まず驚くのは、「山形のだし」に使われている野菜のカットの大きさ。
スーパーで売っているものは1mm四方のみじんぎりなのですが、このお蕎麦のものは3mm〜5mm四方ぐらいで存在感があります。どちらが正しいのかいまひとつわかりませんが、調味料としてのおいしさを求めるなら前者、野菜としての食感を楽しむなら後者ということになるのだと思います。
さらに驚くのは、そばの状態。生で届くのですが、打ち粉の量がだいぶ多いらしく、茹でるのにはちょっとテクニックが必要だと思いました。
普通の家庭にはあまりないような大きなお鍋に湯をたっぷり沸かして茹でる必要があります。
パスタを茹でるときぐらいの気持ちが、たぶん正解。
そうじゃないと、茹で始めた瞬間にお蕎麦同士がけっこう本気でくっついてしまい、お料理のできあがりが見苦しくなってしまうので、ほとんどこれがKPといえると思います。
お味は、というと。
個人的には、この商品はやはり夏!にぴったりだと思いました。
山形の出汁は、そもそも、高温多湿な土地に住む山形の方が生み出した郷土料理。その由来に恥じぬところのないお蕎麦であると思います。
山形の出汁は、冷たくしてなんぼ。
冷たい状態で食することで、薬味としての香りや存在感を楽しむことができるのだと確信しました。
今は真冬なのでちょっとオススメできないのですが、エアコン+床暖房がガンガン効いた部屋でこのおそばを食べたら、それはそれでおいしいと思います。
夏まで待てない方にオススメの食べ方です!