京都グルメ〜紫野和九傳(3)

和久傳のお料理後半戦、アップします!



◆揚げ物
紫野和九傳
とうもろこし、アスパラガスなどの寄せ揚げです。からりとあがっていて、サクサクとした歯ごたえもいいのですが、とうもろこしの実の食感も楽しいです。
たぶん、人間というのは、食感の具合でも「いい食事をした/しない」の判断をしているのでしょうね。
いろいろと考えさせられることの多い一品です。
◆和え物
紫野和九傳
この和え物は、油揚げ(だったと思います)がポイントの一品。
料理にコクを出すために使用されている油揚げが、京都で作っている特殊なものになります。一見、トリッパのようなのですが、トリッパではありません!
この後で出てきますが、大徳寺納豆と同じように、通常東京などでは売っていないものを使っていて、歯ごたえがかなりしっかりしたものでした。
京都でご飯をたべると、こういうちょっとおもしろい素材に出会えるのがいいですね!
◆焼き物
紫野和九傳
京茄子のグリル。お醤油と山椒、みりんなどで作った自家製のタレを京茄子にぬって、炭火でじっくりと焼いたものになります。大根おろしをそえていただきます。
京茄子は肉厚で、じっくり焼くと甘みが出てくるとともに、果肉がとろりとしてくるので、さっぱりとしたステーキを食べているような感じです。
醤油ダレなので、焼けた香ばしさで食欲もそそられる、すてきな一品と申せましょう!
◆ご飯
紫野和九傳
紫野和九傳
ご飯ですが、ご飯本体の撮影をうっかり忘れてました…(苦笑)
ですが、ごはんは、フツーの白いご飯だったので、画像はなくてもそういう風だと脳内補完していただけると助かります。
ご飯で最大級に注目したいのは、口直しとして出された写真の右側の一品。たしか蓮の実?かなにかなのですが、素材を煮るときに使用しているのがなんと!大徳寺納豆なのですー!!
私、大徳寺納豆を食べたことがなかったのですが、料理長の中村さんにお聞きしたところ、大徳寺納豆というのは、ぶっちゃけ豆鼓と同じようなもの、とおっしゃっておりまして…な、なるほどねえ〜。と思った次第です。
大徳寺納豆は、甘くない、塩辛いおかし?として、通常、お茶請けアイテムとしての位置づけで紹介されていると思いますが、豆鼓のように使うことができるという話を聞いて、ぜひとも購入してみたい!!と思いました。(帰りがけに買ってこようと思って忘れました)
ひょっとして、麻婆豆腐作ったりしたら、おいしいのか? とか考えちゃいますよね。
こういう意外性に弱いわたし…興味大です。
◆水菓子
紫野和九傳
紫野和九傳
デザートは、和久傳の「西湖」と呼ばれる商品。レンコンのデンプン質を活かした水ようかんのようなものになります。
味は黒糖味ですが、寒天よりもやわらかく、ゼリーよりもぷるぷるしているのが特徴です。笹の葉にくるまれていて、香りも見目もよい一品。あまいものがあまり好きではない人でも、おいしくいただけます。
お抹茶が添えられてサーブされるのも、好感度高しです。
というわけで、典座料理のご興味のある方、ダイエット料理に興味のある方、ちょっとおもしろい料理のヒントを得たい方にぴったりです。
大徳寺の近辺に行かれることがあれば、ぜひ!
<紫野和九傳>
住所:京都市北区紫野雲林院町28
電話:075-495-6161
営業時間:10時〜18時
定休日:月曜日
公式サイト:http://www.wakuden.jp/
紫野和九傳